ノベルティを作るときには会社や商品、サービスなどの名前を入れておくのが一般的です。参照⇒ノベルティ > NOVELTYCOLLECTION
当たり前のようにして作っていると、なぜ入れる必要があるのかと疑問に思うこともあるでしょう。その入れ方によってノベルティとしての効果にも違いが生じるので、そもそもノベルティとは何かという観点から名前の入れ方や意義を確認しておきましょう。
ノベルティとはそもそも何か
名前を入れたノベルティを準備するのはなぜなのかを理解するためには、そもそもノベルティが何のためにあるものなのかを基本に立ち返って確認する必要があります。ノベルティとは販売促進や知名度の向上などを目的として、消費者に対して無料で配布するアイテムのことです。
販促イベントや転職フェア、新卒のリクルーティングなどの様々なシーンで活用されていて、無料だからという気持ちで受け取って行ってくれる人が大勢います。もらってくれた人がそのノベルティを見て購買意欲が掻き立てられたり、このブランドのものを選びたいと思ったりするようになればノベルティは効果を発揮したと言えるでしょう。
名前を入れればまず効果がある
ノベルティに効果を発揮させるための単純なやり方としてよく行われているのが名前を入れる方法なのです。ノベルティには普段からよく使うものや、身の回りに飾っておくようなものを選ぶのが通例です。
そのアイテムを使うときに、何が書いてあるか、どんなデザインなのかをつい見てしまうでしょう。意識しているかどうかはともかくとして、書かれている文字やデザインが記憶の中に残っていきます。これによって印象付けられると、例えばデパートの売り場でいくつかの商品の中からどれを選ぼうかと悩んだときに、記憶にあるブランドのものを選ぶということになりやすいのです。
また、こういう商品が欲しいと思ったときに、それを扱っているメーカーとして真っ先に思い浮かんでくるというケースもあります。あるいはそのノベルティが気に入ったという人の場合には、そのブランドのアイテムを買ってみたいと思うようになることもあるでしょう。
このようなときに、名前が入っていればどのブランドのものかが一目瞭然です。販売促進をするためにも、知名度の向上を目指すためにも名前をはっきりと書いておくのが賢い方法なのです。
名前なしでも効果を出せる
ノベルティには名前を入れるのが当然だと考えられているのは確かですが、実は必ずしも名前にこだわる必要はありません。自社ブランドを記憶に刻み込むことができればノベルティとしての役割を十分に果たすからです。企業名が全く入っていなかったとしても、企業ロゴがプリントされていればどの企業のものかははっきりとわかるでしょう。
あるいは企業のキャッチフレーズや、知名度の高い商品のイラストなどでも問題ありません。企業を象徴するような何かが一目でわかるように入っていればノベルティとして十分なのです。特にロゴマークはよく用いられているもので、文字に比べてパッと見たときのイメージで覚えてもらいやすいのが魅力として知られています。
名入れのノベルティの作り方
ノベルティを作るときには業者に発注して名入れをしてもらうのが通例です。安く仕上げるためには既製品に名入れをする方法がよく用いられています。ノベルティは無料で配布するものなのでできるだけ安く手に入れることが重要です。
量産されている既製品を使い、名入れをするだけでノベルティにできればかなり安上がりになります。単価は10円前後のものから数百円といった形で幅広いラインナップがあり、専門業者であれば扱っているアイテムも数百種類以上になっているのが現状です。
その中から効果が高そうなものを選んで発注すれば、高いコストパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。一方、他にはないオリジナリティーのあるノベルティにしたいという場合には完全に一からデザインをして専門業者に製造してもらうこともあります。
ノベルティ専門として製造をしている業者は少なく、例えばボールペンをノベルティにしたいならボールペンの製造業者と相談して作ることになるのが通例です。その橋渡しをしてくれるノベルティ販売業者もあり、コストパフォーマンスを考えながら何をノベルティにすべきかのコンサルティングもしてくれるでしょう。
どちらの方が良いかは一概に言うことはできません。基本的にはオリジナルノベルティを製造してもらうと単価が高くなってしまいます。長期的に同じノベルティを使っていく場合や、大量ロットでの製造が必要な場合には名前を入れるだけの場合とあまり変わらない価格で済むこともあるでしょう。
名前を入れるだけで済ませる方が必ずしも安いとは限らないので、オリジナルノベルティを作るのにも興味があるときには見積もりを取って価格比較をしてみるのが賢明です。
特にオリジナルノベルティの製造を依頼するときには業者によって大きな価格差があるので、その相見積もりもしてみるのが重要になります。
名前を入れるときのコツ
ノベルティに名前を入れるときにはできるだけ効果を高められるようにするのが大切です。はっきりと見えるように大きく名前を入れるのは基本ですが、それが結果として仇になってしまう可能性もあるので注意しましょう。
名前がいかに大きく入っていてわかりやすくても、使ってもらえなかったら消費者に目にしてもらうことができません。デザインとのバランスを考えるのが重要で、特に既製品の場合には元々のデザインに調和するように名前の入れ方を工夫すると効果が上がります。
大きさや場所、色などをよく考えてどんな形で名前を入れるべきかを検討しましょう。また、名前を入れる方法として典型的なのは印刷ですが、他にも方法がある場合もあります。その選び方次第で消費者が受ける印象もかなり変わるので検討材料として考慮しておきましょう。
例えば、Tシャツをノベルティにするというときにはプリントする他にも縫い付けたり、ワッペンを貼ったりすることもできます。それが全体のデザインとうまく調和すればより魅力的なノベルティに仕上がるでしょう。一般的にはプリントするのが最も安い方法ですが、少しコストをかけるだけで消費者の印象が大きく改善される可能性があるなら思い切って高い方法を選んでみても良いと考えられます。